スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

~sweetest~ 55

-1夜 ②-




ベッドに入る2人。鈴の首の下に天音の腕が入り、おのずと唇が重なる。



「オレも、お前に言いたかったんだ。」



「なぁに?」



「・・・悪かったな。それから、ありがとうってさ。」



「天音・・・。」



「同じこと考えてたんだな。」



「なんか、嬉しい。」



くすくすと笑う鈴。髪が揺れ、洗ったばかりの髪の匂いがふわりと漂う。



それに指を通しながら、再び唇を重ねる。



次第に強く深くなっていく口付けに、息が荒くなっていく。



天音のパジャマにしがみつく鈴。



ゆっくりと顔が離れる。



天音が腕を抜き、ベッドから降りた。



「・・・先に寝ててくれ。」



寝室のドアを開け、台所でミネラルウォーターを口にする。



「・・・・・・天音。」



「寝てろっつったろ。」



そ・・・っと天音の胴に鈴の腕がまわる。



「鈴。」



「・・・好き。」



「オレもだよ。」



背中に柔らかな感触を感じ、天音の鼓動が激しくなってくる。



「大好きなの。」



「鈴。・・・頼むから。」



「好き・・・・・・。」



振り向いてみた鈴の眼には、涙が零れ落ちそうにたまっていた。






・・・コイツの上目遣いは、ある意味凶器だよな。



そんな眼して見られて我慢できるほど、オレも人間できちゃいねぇんだよ。



目いっぱい勇気だしてんだな。



・・・ごめんな、先に動かさせちまって。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。