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~sweetest~ AMANE

-見つけたものは-



「さっそく調べるか。」


亮輔の部屋。かずほを送り届けたあと、天音と亮輔はここに戻ってきた。パソコンの電源を入れる亮輔。


「 『○○県、センリ』・・・ね・・・。」


検索ワードを打ち込んでみるが、ずらりと並んだ結果に舌打ちをする。


「絞り込むにも、他がわからなきゃな・・・。」


「弁護士 斉藤誠也で入れてみろ。」


「・・・ああ。」


誠也のプロフィールが表示される。しかし、『センリ』の記述はない。


「・・・くそっ。」


唇をかみ締める天音。


「1日半・・・か・・・。」


「サボって探すか?」


「いや。・・・オッサン言ってたしな、『学校サボったら、そこでゲームセットね、ちゃんと見張らせてるから。』って。」


「でもさ。」


「・・・やりかねないだろ。あのオッサンなら。っていうか、やってる気がする。」


ぐしゃぐしゃっ、と髪をかき乱す天音。


「見つけるんだ、絶対に・・・ちくしょう、どこにいるんだよ・・・。」


「天。」


「あぁ?」


「いや、いい。」


「・・・何だよ。」


♪~♪~♪~


ふいに、亮輔の携帯が鳴る。


「かずほ?」


『ねぇ、車のナンバー!さっきの車、あたし撮ってたの!』


「え?」


『すっかり忘れてたんだけど、もしもなにかあったら、って思って!』


「お~・・・。」


かずほからのメール添付には、しっかりとさきほどのベンツのナンバーが記されていた。


「サンキュー、愛してるぜ、ハニー。」


『・・・バカ。・・・お願いよ、絶対見つけて!』


「任せとけ。」


亮輔の指がパソコンのキーボードの上を縦横無尽に走り回る。瞬く間に変わる画面。そしてすべてが明らかになった。


「・・・なるほどな、これが『センリ』か・・・。」


「マジかよ・・・。」


映し出された真相に、驚愕の色を隠せない2人だった。





しばらくの沈黙の後。


「亮。1つ聞いていいか。」


「ん?」


「・・・お前、いつもあんな風に呼んでんの?」


「・・・・・・たまに。」


「仲、いいな。」


「まぁね。」


オレ、今度安西に会ったとき、大丈夫かな・・・。


パソコンに映し出された事実を見ながら、なぜかそんなことが頭に浮かんだ。


・・・しかし、コイツ、なんでこんなところに侵入できんだ・・・?


某公共機関の管理メニュー。


その画面をプリントアウトすると、亮輔は侵入履歴を丁寧に消して行った。





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