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~sweetest~ 38

-岐路-



昼休み、いつもの屋上。いつものように鈴を足の間に座らせている天音。


「今日はねぇ、かずほと約束があるから、少し帰りが遅くなるけど・・・。」


「2人だけでか?」


「うん。ちょっと大事な用事で。」


「・・・何。」


背中なら聞こえる天音の声が低くなる。それに気づいているが、敢えて普通に答える鈴。


「・・・何って?」


「用事。」


「・・・別に?」


「何、隠し事?」


「いやいや。」


「・・・こっち見ろ、コラ。」


向きを変えさせ顔を見る。泳ぐ鈴の眼を捕らえようとする天音。


「ちょっと~、たまにはいいじゃない、鈴、貸してよ~。」


「天、少しは解放してやれよ。」


親友と彼氏の親友からの助け船。


「あぁ?」


「今日だけ!ね?今日だけだから!今日の晩御飯、から揚げ作るから、お願い!」


「そんなモンで誤魔化されるか。」


「え~、でも、好きでしょ?」


「それとこれとは、」


「天音。お願い。・・・ダメ?」


顔の前で手を合わせ、片目をつぶりながら小首をかしげる鈴。声も半音上げている。


「・・・・・・しょうがねぇな・・・・・・。」


しぶしぶ認める天音。


「あ、後つけちゃだめだからね!2人がくると、すぐわかるんだから!」


「わかったよ。」


「ありがと。」


かずほとVサインを出しながら喜ぶ鈴。その笑顔に、天音の顔もゆるんだ。








この判断を


あんなにも後悔することになるとは


まだ誰も


思いも寄らなかった


間違った方向へ進んだことに


誰も気づきもしなかった




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