スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

~sweetest~ 18

-ランチタイム-


フードコーナーの隅に座った亮輔とかずほのところに戻った天音と鈴。


「じゃぁ~ん。」


重箱3段重ねのふたをとり、次々と中味を見せる鈴。


「へぇ。」


「すごいじゃん。」


1の重にはから揚げやしょうが焼き、ウィンナーやミニハンバーグが並んでいる。2の重には煮物、ポテトサラダ、だし巻き玉子、3の重には、俵型のおにぎりが整列していた。


「どうだっ!」


「・・・口に合えばいいんだけど。」


得意げな鈴と、遠慮気味なかずほ。


「おいしいにきまってんじゃん!あたしとかずほが作ったんだから!」


「ホント、うまそう。これ、中味は?」


おにぎりを指す亮輔。


「梅と、おかかと、鮭と、タラコ。一応、ひととおりいれてきた。」


かずほが答える。


「タラコ?明太子じゃねぇの?」


不満げに言う天音。


「明太子、辛いじゃん。」


こちらも少し不満げな鈴。


「やっぱ、お前かよ。」


「辛いの嫌いだもん。」


「フッ・・・・・・お子ちゃまはこれだから。」


「何よっ?」


にらみ合う天音と鈴を放って、亮輔とかずほは食事を始めた。


「うん、うまいよ。」


「ホント?」


「うん。・・・かずほは、どれ作ったの?」


「サラダと、しょうが焼きとハンバーグ・・・煮物とおにぎりは2人で。・・・って・・・。」


「ん?」


「あ・・・ううん・・・。美味しいなら、いい。」


「そ。」


からかう天音とむきになる鈴の声が、かずほにはなぜだか遠くに聞こえた。


そして、完食。


「じゃあ、これ、また預けてくるから。」


立ち上がった天音のあとを、自然についていく鈴。その姿が少し離れたところで、かずほが亮輔に向き直る。


「・・・計画は・・・どうなの?」


「ん?まぁ、順調?」


「そっか。」


「読みが外れてなきゃね。」


楽しそうに微笑む亮輔。一抹の寂しさがかずほの胸に去来した。






計画が終わったら、元のとおりになっちゃうのかな・・・・・・。


さっき、一瞬、ドキッとしちゃった。










ペタしてね

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。