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~sweetest~ 37

-ソレゾレノキモチ 3-



「だって、みんなが、どう考えても、おかしいって言うんだもん・・・。」


膝をかかえて座り、天音の視線から半身をそらしながらつぶやく鈴。


「いつも、その場かぎりとかだった天音が1人の子で落ち着いて、それでいて何にもしてないなんて、おかしいって言うんだもん。」


「・・・授業中、どんな話してんだよ、お前らは。」


さぼっていた天音が言うことではない。


「魅力がないんじゃないか、とか、他で発散してるんじゃないか、とか・・・。」


「・・・それで『セフレ』発言か。」


「天音は、外ではベタベタするけど、うちに来たって、帰るときにキスするだけだし、この頃、うちでは抱きしめてもくれないし・・・なんで?」


「あのなぁ。」


 誘ってんのか、コラ・・・つっても、コイツはそんな気、ないんだよな・・・。


天音はため息を1つつき、鈴をじっと見つめた。


「・・・来いよ。」


両腕をひろげる。


「・・・だって。」


「いいから。あ、そっち向いて。」


鈴は天音と同じ向きで、その足の間に座った。背中からしっかりと腕が回される。


「外してみろ。」


言われるままにもがくが、そんなに強い力でもないはずなのに、一向に腕は外れない。


「天音・・・?」


するっ、と腕がはずされたのとほぼ同時に、鈴の背中は床に押し付けられていた。両手首は、頭の上に天音の手1つで押さえられている。鈴の上に馬乗りになっている天音。


「何・・・?」


「抜け出してみろよ。」


もがくが、動くこともできない。いつの間にか両足の間にも、天音の足が入り込み、閉じることもできなくなっている。見上げたその眼は真剣な眼差し。


「天音?」


「お前の言ってるのは、こういうことだろ?」


「ひゃっ!」


首筋をやわらかく濡れたものが伝わっていく。びくん、と鈴の身体がはねる。


「や、やだっ・・・。」


「遅ぇよ。・・・シて欲しいんだろ?」


「違っ・・・!」


のど元や耳を這い回る舌。空いた手がするするとカットソーを捲り上げ、素肌に触れる。その間にも、熱い吐息が鈴をくすぐる。


「やだ・・・やだっ!」


手がスカートの中に入り内ももに触れたとき、耐え切れず、鈴は泣きじゃくりはじめた。





「・・・・・・バーカ、バーカ、バーカ。」





天音は鈴の手を離すと、その身体を起こし、乱れた服を調えた。そして、その胸の中に鈴を抱きしめ、ゆっくり髪をなでた。


「・・・不用意にああいうこと、言うな。」


「・・・うん。」


「セフレなんかいねぇ。」


「うん。」


「ホントは今だって、続きヤりてぇ。」


「・・・・・・。」


「ただ、お前泣かせてまで、シたくねぇ。」


「うん。」


「外でしか触らねぇのは、こういうことになったら、怖ぇからだ。」


「うん。」


「いつでもとめられるか、自信はねぇんだ。」


「・・・ごめんなさい。」


「もう泣くな。」


「うん。」


「好き・・・だからな?」


その言葉に、鈴の納まりかけた涙腺が再び決壊した。


「あたしも、好きぃ~~~。」


「だから、泣くなって。」


「だってぇ~~。」


しゃくりあげながらしがみつく鈴を抱きしめながら、天音は思っていた。


 だから・・・そろそろ離れてくんねぇかな・・・マジ、ヤバいんだけど








どうしてだろうな


コイツが泣くと


少しだけ、もっと泣かせてぇって


思っちまうのは



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