スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

~sweetest~ RING

-攻防-

「鈴~、こっちも着てみなよ~。」


「やだ、そんなにスカート短いの!」


「絶対似合うって。」


「似合ってもやだ!」


「いいから、合わせてみなって。」


かずほは何枚か選んだ服と鈴をフィッティング・ルームに押し込み、


「とりあえず、一通り着なさい。」


とカーテンをしめた。


「え~~~~?」


「早く着替えないと、開けるよ?」


「絶対やだ。」


ルームの中からは、「えぇっ?」や「うわ~~~」など、鈴の戸惑いの声が漏れてくる。


「・・・これ全部、スカート膝上じゃん!」


「学校にも着られるやつ、選んだんだからね。ホントは全部買ったっていいくらいなんだから。」


「かずほ~~。」


1着目。


デニムのボレロ、スカート(ミニ丈)、カットソー、比較的デザインはおとなしい。恥ずかしそうに真っ赤になっている鈴。


「かわいいじゃん。」


「でしょ~?あたし、いいセンスしてるでしょ~?」


「・・・・・・却下。」


「天。」


「何よ、いきなり。どこがダメ・・・」


「脚、出すぎ。」


「いいじゃん、可愛いでしょ?鈴、脚、すごいキレイで形いいんだから、隠しちゃもったいないじゃん。」


「却下だ。違うのにしろ。」


「・・・じゃぁ、次着ておいで。」


2着目。


ウェストラインのジャケット、ふわふわした生地のひざ上のスカート、インナーはタンクトップだ。


「お~、これもいいね~。」


「でしょ~?」


「却下。」


「何でよ!」


「脚も胸も出すぎ。却下。」


「大体、なんで早坂の意見聞かなきゃいけないのよ。」


「まぁまぁ、とりあえず、いくつか買ってってさ、藤代が好きなの着ればいいじゃん?ほら、見てっから、みんな。」


周りをみまわすと、4人は周囲の注目を浴びていた。


結局、鈴はかずほの選んだ4着目までの洋服を、すべて買い上げた。


「うるさいのがいないところで、選んであげるからね~。」


「手前、ふざけろよ。」


「そうだ、髪型も少し変えよ?巻こうか?結おうか?メイクもちょっとだけ、しようね~。」


わざと天音を挑発するように楽しげに話すかずほ。


「安西!」


「天、こういうことで女に逆らっても、男は勝てねぇって。」


「うるせぇ!」


「今日はあたし、鈴のところに泊まるんだもんね~。あとでガールズトーク、いっぱいしようね?」


「う、うん・・・。」


「だぁいじょぉぶ!めっちゃくちゃ可愛くしてあげるから!」


そう言って天音に向き直ったかずほ。“ふふん”といった笑みをうかべている。


「安西もずいぶんわかってきたじゃん?」


「うるせぇよ。」 



















ペタしてね

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。