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~sweetest~ 10

-謎-


長かった試験もとりあえず終わり、4人は先日のファミレスに来ていた。ドリンクバーと鈴とかずほはスイーツを味わっている。至福のひととき。


「ホントに、ありがとー。」


と、鈴が2人に手を合わせれば。


「ホーント、今回ほど答案が書けたのって、初めてだった~。」


と、かずほがやはり手を合わせる。


「よーし、この亮輔さまをもっとあがめてもらおうか。」


「講師はほとんどオレだろうが・・・ま、とりあえず、これで契約終了だな。」


「また今度の定期でも、よろしくね!」


すかさずにっこりと言う鈴。


「手前、自分でやれよ。」


「そりゃぁ、もちろん自分でもやるよ?やるけど~。」


「“けど”?」


「だって、一緒にやると、楽しいじゃん。早坂、うまいし~~。」


「うるせぇ。」


「・・・聞きようによっちゃ、“楽しい”会話だな。」


「亮!」


「あ、ねぇねぇ、明日から3日間、試験休みじゃん?ここ行かない?」


かずほがカバンの中から、有名遊園地の招待券を取り出す。


「遊園地?」


「うん。お父さんが会社関係で貰ってきて、くれたの。行こうよ!」


「お~、ここ、絶叫系充実してるとこじゃん。オレ、行く~。」


「森村オッケーね、鈴は?」


「いいの・・・?あたし、行っても?」


「誘ってんのよ?行くでしょ?」


「うん!行きたい!」


「天、行くだろ?」


「・・・・・・あんまり、気乗りしねぇな。」


「よし、じゃあ、ほかに誰か1人都合つけっか。安西、心当たり、ある?」


「う~ん・・・。」


「行かねぇって言ってねぇだろ。」


「だったら、素直に『行く』って言えよ。」


慌てて言う天音に、ふと真剣な表情になった亮輔が言う。





ガタン、と音を立てて天音が立ち上がった。


「・・・便所。」


苛ついたようにそう言い切ると、天音は店の奥へと消えた。その背中を見ながらくすくす笑う亮輔。


「面白いだろ、アイツ。」


「でも、2人がこんなに話しやすいとは思わなかったなぁ。」


「アイツがオレ以外寄せ付けなかったからね。」


「2人は、仲がいいんだね。」


「幼稚園のときからの腐れ縁だからね。昔はしょっちゅうケンカしてたんだよ。ガキ大将どうしでね~。」


「あ~、そんな感じする。」


「幼馴染なんだ。」


「ま、そんなに甘酸っぱい感じではないけどね。」


「いいなぁ。」


「鈴は、転校ばっかしてたんだっけ?」


「うん。小学校で4回、中学校で3回。高校で1回。」


「マジで?家、旅芸人かなんかかよ?」


「ううん、・・・まぁ、フツーの家。」


すこしうつむいた鈴の表情に、亮輔はそれ以上の質問は避けた。


「で、いつ行く?」


かずほも話を変えてくれる。


「あたしはいつでも・・・あ、お弁当作っていこうか?」


「いいの?」


「いいよ~。あたしの料理でよければ。」


「・・・今度はピーマン入れんなよな。」


「早坂。・・・早坂も行くんでしょ?」


「・・・・・・・・・。」


「天。」


「行くよ。」

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