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~sweetest~ AMANE

-行動-


カップを持って、コイツが立ち上がったとき、ふいに“あの匂い”がした。


甘い・・・それでいて甘すぎない匂い。


そういえば、あれから何度も話したのに、まだ聞いてなかったんだった。


この匂いの正体。


気になって仕方なかったあの“匂い”


台所に目をやると、じっとコーヒーメーカーを見つめている背中が見えた。


なんで、そんなに無防備に背中向けてるんだよ。


ゆっくりと近づいてみた。


・・・俺の気配も感じねぇって?舐めてんのか?





「お前、何つけてんの?」


わざと首筋でしゃべってやった。


「ひゃっ?」





どこまでも変な女だ。


「何もつけてないってば。」


嘘だろ?


じゃあなんで、こんなに甘いんだよ。


つい無遠慮に嗅ぎまわってしまった。


「少ーし離れていただけますか?」


コイツをカウンターに押し付けていたことに気づきもしなかった。


くるりと振り返ったコイツは、またあの上目遣いでオレを見据えた。


強い眼差し。この眼は本当にころころと“色”が変わる。


立ち上る匂いが・・・オレを乱し始めていた。





甘い・・・甘い匂い。蜜に吸い寄せられる虫のように、本能に抗えない。



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