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~sweetest~ RING

-接近-


やばいやばい。


なーに考え込んでたんだか、あたしは。


実際、勉強しなきゃ、ホントにテストはやばいんだし。


早坂の出す問題は、的確にポイントをついてくるから、解説を聞いてもわかりやすいし、しっかりやらなきゃなのに。


コーヒーメーカーの粉を入れ替え、ミネラルウォーターを足す。


コーヒーが出きるのをじっと待っていた。


・・・背後に迫る気配になんて、まったく気づかなかった。




「・・・なぁ、お前、何つけてんの?」


「ひゃっ?」




首筋に早坂の声と息を感じ、あたしはまた変な叫び声をあげてしまった。


早坂はあたしのにおいを嗅いでいるようで、顔があちこちに動いている。


「何・・・って?」


何で声が震える!あたし!


「香水とか・・・化粧品か?」


・・・そんなもん、つけてないわよ。


「何にもつけてないよ。何?」


「これ、何の匂いだよ。」


言いながらも、早坂はあたしのあちこちを無遠慮に嗅ぎまわっている。鼻先が身体をかすめる。


「何って、何のよ。」


「お前の匂いだよ。」


いらだった様子で言う早坂。だけどそんなこと言われたって、つけてないもの、しょうがない。


「だから、何にもつけてないってば。」


カウンターと早坂に挟まれて、身動きがとれない。


「すいません、少ーし離れていただけないでしょうか。」


そう言うと、少し空間ができた。ぎりぎり身体の向きが変えられるくらいの。


そしてようやくあたしは早坂にふりむいた。


顔、近いんですけど・・・。


なんでそんなにくっついてるの?

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