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~sweetest~ 5

-契約 2-


「うん、だからこれ。」


鈴は持っていた包みを天音に手渡した。


「・・・?」


「お弁当。勉強教えてくれたら、次の日にお弁当作って来てあげる。あ、これは昨日のお礼だからね。」


「 『 来てあげる 』 って、お前、なんで上から目線なんだ。」


「なんだ~、 『 勉強教えてくれたら、一晩付き合うわ。 』 とかじゃねぇの?」


セクハラ発言をする亮輔をちらりとにらむ鈴。


「なんでテストごときで処女捨てなきゃなんないのよ。」


「へぇ、髪の毛ちゃん、処女?」


-くっ、しまった。-


教室に、亮輔の笑い声だけが響く。耳まで朱に染まっていく鈴の顔。


「亮。」


ひとしきり笑ったあと、未だのどの奥を鳴らしている亮輔。ちらりとそれを見て、天音もニヤリと微笑った。


「とりあえず、味、見てからだ。相当自信があるみたいだからな。」


「・・・望むところよ。」


「言っとくけど、味にはうるさいぜ?オレ。」


「残念ね、料理は大得意よ。」


ひやひやと見守るクラスメイトをよそに、にらみ合う2人。


響くチャイムにようやく視線をはずした。

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