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~sweetest~ AMANE

-拉致-


(うっせーな、この女。痛ぇのはわかってんだよ。)


抱き上げられたままの体勢では、どうしても歩くたびに響いてしまう。


「自分で調節しろや。」


そういうと、ようやくおずおずと天音の首に手が回された。


屋上のベンチに座らせても、手を解こうとしない鈴。


「離せ。・・・手ぇ、離せって言ってんだよ。いつまでしがみついてる?」


それでも動こうとしない鈴。何かを口の中でつぶやいている。


「あぁ?」


(あっ、バカ。)


天音の声に反応して、首を振った鈴。あまりの痛みで身体が震える。

(この女・・・なんで今、首なんか振るんだよ。・・・見ろ、声も出ねぇ。)


「お前・・・バカか?」


(しょうがねぇ。・・・変な女と関わっちまった。)


作業を始めようとしたが、どうにも鈴に合わせると背中と腰が痛み、また自分に合わせると鈴が中途半端な姿勢になってしまうのをみて、しかたなく膝の上にその身体を抱え上げた。


「きゃっ?」


(・・・これでなんとか・・・しかし、ちっちぇな、コイツ。)


すっぽりと膝におさまった鈴。その手が肩に回されたのをみて、天音は密着した体の隙間に手を入れ、ゆっくりとその指を動かし始めた。







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