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~sweetest~ RING

-戸惑い・オンナノコノキモチ-



「・・・・・・あたし、この頃、体育と家庭科と、芸術選択の授業のときだけが、落ち着く・・・・・・。」


あれから数日後、調理実習中、かずほの隣でため息をつく鈴。苦笑するかずほ。


あれ以来天音は、「自分のもの」と言わんばかりに、鈴を文字通り“手元”においていた。片時も離さぬその様子は、校内ばかりでなく、あちこちに知れ渡るようになっていた。


「・・・ベッタリだもんね、早坂。」


「・・・後追いする子どもみたいにさぁ、ちょっとでも離れると、すぐに機嫌が悪くなるし。」


「カレカノじゃなかったら、“ストーカー”だよね。」


くすくすと笑いながら、教材のカップケーキの材料を量っている。鈴はまた1つため息をつく。


「・・・・・・手を、つなぐでしょ?」


「うん。」


「そうするとね、“ぎゅう”って握って、なかなか離してくれなくて。」


「うん。」


「うちに来てても、あたしのこと、“じーっ”と見てて、台所に立ってても、近くに座って、見てて・・・。」


「うん。」


「怖い顔して、じーっと見てるの。」


「う~~~~~ん。」


字面だけなら、思い切りのろけになってしまう内容だが、鈴は参っていた。


「ねぇ。」


かずほが耳元に口を寄せる。


「?」


「鈴たちって、どこまでいったの?」


「どこまでって・・・。」


「うん、どこまで?」


見る見るうちに鈴の顔が真っ赤に染まる。いつの間にか、周りの女子も聞き耳を立て始めていた。


「・・・・・・・・・キス・・・・・・・・・まで。」


『え~~~~っ!?』


驚きの声を上げたのは、周囲だった。ぎょっとして見回す2人。わらわらとよって来る女子たち。


「鈴ちゃん、じらしすぎなんじゃないの?」


「あの早坂くんがねぇ・・・。」


「あんなにくっついてて、まだなの?」


「ちょ、ちょっと、あんたたち!」


真っ赤になってうつむいてしまった鈴をよそに、誰かが言った。





「誰か、セフレとか、いるんじゃないの?」





「ちょっと!?」


かずほがそう言った女子を睨みつけた。




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