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~sweetest~ RING

-守りたいもの-



「父さん・・・。」


「どうした?」


病院へ向かう車の中、父の胸に抱かれたままの鈴がつぶやく。全身の力が抜け、話すのもやっとのようだ。


「かずほは・・・?」


「いま、松下と山村がついてる。・・・大丈夫だ。」


「・・・守ってね・・・。かずほ、守って・・・。」


「ああ。お前の大事な友達だ。父さんが絶対守ってやる。」


「こんな思い、させないで。」


「ああ。」


「こんな目に合わせないで。」


「ああ。」


「約束してくれる?」


「ああ。」


「かずほがこんな目にあったら、いやだ・・・。」


「大丈夫だ。」


安心したように意識を失った娘を抱きしめながら、総一郎の眼に、激しい、そして冷たい怒りの炎が燃えていた。






「・・・誠也。」


「はい。」


「・・・1人残らず見つけ出せ。」


「はい。」


「・・・何人使っても構わん。ただ・・・理由は伏せておけ。」


「わかりました。」









その顔はすでに優しい父親のそれではなく、非情な『極道』としての残忍なものに変わっていた。





愛しい娘


俺たちの宝


こんな目に遭わせたやつを


簡単には殺らねぇ


コイツが味わった以上の絶望を味わわせてやる



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