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~sweetest~ 46

-鬼神と悪魔 ③-



「・・・あぁ?」



総一郎が天音をにらみつけた。



「待てよ・・・そいつら、オレがやる。」



「引っ込んでろ。」



「冗談じゃねぇ!」



2人のただならぬ様子に、周囲は息をのんだ。



「アイツは・・・鈴はオレの女だ。」



「ふざけんな・・・誰に向かって言ってやがる。」



「邪魔するなら、アンタでも許さねぇ。」



総一郎の前に立つ天音。総一郎の眼が、鋭く光る。



「・・・俺がこいつらだけに腹ぁ立ててると思ってんのか。」



言うと同時に、天音の腹部に蹴りが入る。思わず膝をつく天音。



「俺が1番腹ぁ立ててるのは、手前にだ。」



倒れこむ天音に、容赦なく何度も蹴りを入れる。



「・・・手前のケツ、女に持たせやがって。『鈴はオレの』だぁ?どの面下げて言いやがる。・・・中途半端に手前の世界に引きずり込みやがって、鈴をあんな目に遭わせたのは、手前の甘さだ!」



あまりの形相に、亮輔も止めることが出来ない。



ようやく割って入ったのは、誠也だった。



「親父さん。」



「・・・・・・ああ。」



いつの間にか少年たちは全員、捕らえられていた。



「・・・本職の娘に手ぇ出したんだ、それなりの落とし前はつけてもらうぞ。・・・連れて行け。」



「・・・待・・・て・・・。」



立ち上がろうとする天音だが、身体がきしんでいうことをきかない。



遠くなる意識の中で、うかんだのは鈴の泣き顔だった。






鈴、ごめんな・・・オレ、何にもしてやれねぇ・・・



お前、泣かせてばっかりだ・・・



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