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~sweetest~ RING

-決意-



あれから、ギプスもとれたあたしは、また学校に通いだした。もちろん、天音もかずほも森村も一緒だ。



事件のことは、うわさにもならなかったらしい。



きっと父さんが止めてくれたんだろう。



休んだ分は、補習をやってもらって、どうにかこうにかなんとかかんとかようやっと形だけはつけてもらった。



今日は、かずほと2人で、あたしのマンションにいる。



「・・・さっきから、何回ため息ついてんのよ。」



「うん・・・。」



「どうしたの?『相談がある』っていうから、あの2人には席をはずしてもらってるのに。」



「うん・・・。」



「も~~~~、何なのよ。」



「うん・・・。」



「怒るよ?」



「あの、あのさぁ、かずほのところは、最初のときはどうだっ・・・たの?」



「・・・・・・は?」



鈴の顔が、いや、耳まで真っ赤になっていく。その様子に、言葉の意味を察した。



「・・・どうしたの、そんなこと、いきなり。」



「あの・・・うん、あの・・・。」



「早坂がなんか言ってるの?」



「ううん。」



真っ赤になってうつむいている鈴。深呼吸を1つして、話しはじめた。



「あたしね、ずっと思ってたの。入院していたとき。もう1度天音に逢えたら、「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝えたいって。」



「うん。」



「でも、顔を見ると、なかなか言えなくて・・・。改まって言うと、怒られそうだし。」



「・・・まぁね。」



「それと・・・。」



「?」



「ちゃんと、天音のものになりたいの。」



「鈴・・・。」



「天音にも、あたしのものになって欲しいの。」



「そっか・・・。」



鈴の頭をなでるかずほ。



「成長したねぇ、鈴。」



「そうかな。」



「あ~、何か複雑。・・・娘をお嫁に出すのって、こんな感じなのかな。」



「・・・ママー。」



「こらっ!・・・・・・・・・幸せになるんだよ?」



「・・・うん。」



それからかずほは、鈴の耳に口を寄せ、しばらく囁いていた。



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