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~sweetest~ 59

-1夜 ⑥-




「天音・・・、顔、見せて?」



「ん?」



薄明かりの中でその顔を確かめると、鈴はにっこりと微笑んだ。



「よかった、ちゃんと、天音だ・・・。」



「当たり前。」



「あたしのこと、好き・・・?」



「・・・好きじゃ足んねぇ。」



天音の首に鈴の手がまわる。



「・・・あたしを、天音のものにして・・・?」



その声に、天音の戸惑いは消滅した。ゆっくりと身体を押し進める。押し開かれる苦痛に鈴の顔が苦悶の表情を浮かべるが、止まらない。



ようやくすべてが納まったとき、鈴の眼から涙がこぼれていた。



「・・・痛いか?」



「ううん・・・。」



それでも少しの間、天音はその動きを止めていた。



「鈴、オレも、お前のモンにしてよ。」



切なげな声がした。



そしてゆっくりといたわるように・・・それでいて深く強く、天音は鈴を突き上げた。



愛している、愛している、愛している・・・。



言葉で、身体で、2人はお互いに伝え合っていた。



幾度も、何時間も。



「天音・・・もうっ・・・無理っ・・・。」



「まだだ。・・・まだ、足んねぇっ。・・・こんなもんじゃ、足んねぇ!」







ずっとこうしたかった



ずっとこうしたかったんだ



どうか今までを吐き出させて



どうかすべてをうけいれて

~sweetest~ 58

-1夜 ⑤-




2人の身体が、しっとりと汗ばんでくる。



いつの間にか、鈴のショーツはおろされ、天音もトランクスを脱いでいた。



部屋の中に聞こえるのは、荒い呼吸、甘い声、シーツの衣擦れ、微かに粘着質の水音。



「んっ・・・あぁっ。」



「鈴。」



「呼んで・・・。」



「鈴。」



「天音の・・・声、聞かせてて・・・。」



「ああ。」



「教えてて・・・天音だって。ちゃんと・・・わからせてて。」



たまらず強く抱きしめる。



「・・・・・・愛してる。」



切なげにつぶやき、天音は鈴の唇に自分のそれを重ねた。



「鈴、力、抜いて・・・。」



両足の間に腰を割り込ませる。天音は猛り狂った自身を、鈴のその部分にあてがった。



ビクン、とひときわ大きく鈴が跳ねた。



「・・・・・・どうする?・・・・・・やめるか?」



ふるふると首が横に振られる。しかし、その身体は強張り始めていた。



「無理しなくて、いいんだぞ。」



「・・・だっ、大丈夫っ・・・。」






怖いけど



怖いけど



それでも



・・・それでも

~sweetest~ 57

-1夜 ④-




ゆっくりと天音が、鈴の身体に触れる。微かにその手は震えている。



「ヤべぇ。」



「・・・?」



「すっげ、緊張してる。」



「あたしも・・・。」



鈴の胸に耳をつける。ありえないほどの速さで鼓動が聞こえる。



「・・・ホント。」



浅い呼吸に、胸が上下する。愛しそうに手のひらがそこを包む。ゆっくりとゆっくりと指がふくらみを確かめるように動き、先端の敏感な部分をくすぐる。その間にも、唇が次々に肌に落ちる。



天音の手の動きに、鈴の身体が、ピクン、ピクン、と微かに跳ねる。



眼を閉じ、唇をかんで、必死に声を漏らすのを我慢しているそのようすに、天音の中で、加虐心が首をもたげた。



「鈴・・・声、出して。」



耳元で囁く。



「や・・・だ・・・。」



一瞬、開いたのを逃さず、その口に親指を入れる。ぐっ、とねじ込み、閉じさせない。



「いや・・・。」



「聞きてぇ。」



「意地悪・・・。」



「知ってんだろ?そんなこととっくに。」



言いながらも手は止まらない。胸に、背中に、脚に、すべるように這わせていく。



間断なく繰り返される手と舌と唇の動きに、鈴の身体が次第に熱を帯び始め、激しくなる呼吸とともに、耐え切れずに声が漏らされる。



「・・・・・・もっと鳴けよ。」



「や・・・・・・あっ。」



「・・・もっとだよ。」





オレだけに聞かせて



オレだけに見せて



オレだけを感じて



オレだけの手でもっと・・・乱したい

~sweetest~ 56

-1夜 ③-




天音は鈴の手を引き、寝室に戻った。



ベッドに腰掛ける2人。



さっきまでの行動で、勇気を使い果たしたのだろうか、鈴は微かに震えている。



「・・・我慢しようとしてたのによ。」



「うん・・・。」



「必死で耐えてたんだぜ。」



「うん・・・。」



「責任、とれよな。」



「ど、努力する。」



「・・・耐えられなくなったら、言え。」



「うん。」



ゆっくりと向き直ると、天音は鈴のパジャマのボタンを、1つづつはずし始めた。



じっとその手を見ている鈴。



次第に肌があらわになっていく。ブラジャーはしていない。程よい大きさの形のいい胸に天音の視線が止まる。



「・・・あんまり、見ないで・・・。」



「やだ。」



するりと袖を抜くと、鈴をベッドにゆっくりと寝かせ、ズボンを抜き取った。



ショーツ1枚の、なんとも頼りない姿で、天音を見上げている鈴。



ばさっ、と音をたてて、天音のパジャマが放り出された。



引き締まった、筋肉質の身体。床に置かれたライトに淡く浮かび上がる。



「・・・消すか?」



「・・・いや。」



首を横に振る鈴。天音の胸に顔を寄せて、



「・・・暗いと、天音の顔が見えないから、いや・・・。わからなくなっちゃうから、いや・・・。」



「・・・わかった。」







「マジでだめになったら、ちゃんと言えよ。そこまででやめるから。」



「うん・・・。」



ギシッ、とスプリングが音をたてた。






ふれる肌の心地よさ



吐息の熱さ



ただただ



刻み込みたい

~sweetest~ 55

-1夜 ②-




ベッドに入る2人。鈴の首の下に天音の腕が入り、おのずと唇が重なる。



「オレも、お前に言いたかったんだ。」



「なぁに?」



「・・・悪かったな。それから、ありがとうってさ。」



「天音・・・。」



「同じこと考えてたんだな。」



「なんか、嬉しい。」



くすくすと笑う鈴。髪が揺れ、洗ったばかりの髪の匂いがふわりと漂う。



それに指を通しながら、再び唇を重ねる。



次第に強く深くなっていく口付けに、息が荒くなっていく。



天音のパジャマにしがみつく鈴。



ゆっくりと顔が離れる。



天音が腕を抜き、ベッドから降りた。



「・・・先に寝ててくれ。」



寝室のドアを開け、台所でミネラルウォーターを口にする。



「・・・・・・天音。」



「寝てろっつったろ。」



そ・・・っと天音の胴に鈴の腕がまわる。



「鈴。」



「・・・好き。」



「オレもだよ。」



背中に柔らかな感触を感じ、天音の鼓動が激しくなってくる。



「大好きなの。」



「鈴。・・・頼むから。」



「好き・・・・・・。」



振り向いてみた鈴の眼には、涙が零れ落ちそうにたまっていた。






・・・コイツの上目遣いは、ある意味凶器だよな。



そんな眼して見られて我慢できるほど、オレも人間できちゃいねぇんだよ。



目いっぱい勇気だしてんだな。



・・・ごめんな、先に動かさせちまって。

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